住宅街の中にひっそりとあるようなお店。
緑がかった綺麗なお蕎麦でした。
今日は以前から気になっていたお店に出掛けてきました。
市川市にある『SOBA ISBA いさと』さん。
「ここは一方通行じゃないの?」っていうような細い道を通って、なんとかお店に到着。
住宅の居間を客室にしたお店は、外から見るとお店だと分からないような、ひっそりとあるような感じ。
みかんの木をくぐるようにして入り口に入りますが、こういうお店、なんて声を掛けたらいいのか困ります。
とりあえず「ごめんください!」と声を掛けてみる。
奥から返事が聞こえたので、「営業してますか?」と聞いて見ましたが、変な感じですね。(笑)
今日は珍しく予約をして伺いました。
地震の影響でお休みだと嫌なのでね。
何を食べようかとメニューを見ましたが、コースは2名からのようなので、単品で「玉子焼き」(M 800円)、「そばがき」(1000円)、「ざる」(800円)の3品をお願いしてみました。
まずは「玉子焼き」から。
運ばれてきた「玉子焼き」の上には、蕎麦の芽がのっています。
そういえば部屋の窓際の鉢には蕎麦の芽がびっしり生えてますね。
蕎麦の芽はカイワレのような食感ですが、カイワレ程辛くなく、ぬめりがあります。
「玉子焼き」の中には、鴨の味噌煮をそぼろにしたものが入ってます。
その味噌は継ぎ足しで11年ものになっているそうですよ。
「玉子焼き」を食べ終わる頃に「そばがき」が土鍋で運ばれてきました。
煮立った湯の中にそばがきの玉が2つ浮かんでます。
こんなそばがきは初めてですね。
見て下さいよ、この粗挽き。
もう、嬉しくって箸が進んじゃいますねぇ!
表面にはとろりとした膜が付いていて、中は軟らかい粗挽きの食感。
土鍋に残った湯も勿体なくて、すくって飲んじゃいましたよ。(笑)
お蕎麦は常陸秋蕎麦 静御前。
静御前は茨城県猿島郡境町の3人の生産者、秋田さん、篠塚さん、田上さんが作る常陸秋蕎麦です。
今日は3人の内の秋田さんのお蕎麦だとか。
緑がかったというか、鶯色というか、非常に綺麗な色をしてますよ。
透明感があって粒が一つ一つがしっかりと見えるような。
箸をつけずにもう少し見ていたいような気もしますが、急いで食べなきゃね。
粒が分かる舌触り、ぷつっと弾けるような食感。
香りは控えめですが、穀物の甘みが広がってきます。
汁にもつけてみましたが、ほどよく絡んで美味しいですよ。
汁なし食べる事が多い私ですが、汁にもつけて食べたくなります。
あまりの美味しさについつい「お代わり下さい!!!」。(笑)
蕎麦湯には蕎麦味噌をつけてくださいました。
「蕎麦湯にといて飲んでみて下さい。」とのこと
蕎麦味噌の芳ばしさと大葉、生姜の香りが加わり蕎麦湯では無いかのよう。
蕎麦湯を飲んでいたら、奥様が話しかけてくださり、そこにご主人が加わってひと盛り上がり。
ううん、また食べに来たいね。
ところで食べてる間に、予約の電話が沢山入ってました。
蕎麦を打つ量が少ないとのことなので、予約をしてから出掛けた方がいいようですよ。
denさん
この界隈は狭いですよね・・・。
高校の頃(40年前)に女子高巡りをして江戸川の土手までランニングしてました(^^;
松戸街道に面したところに立ち食いそば屋があったのですが、さすがに去年通った時には無くなってました。
marshさん
道、狭すぎですね。通っていいのかに悩みました。道を覚えたのでまた食べに行きたいですね。