山県そば

蕎麦打ち道場ももあるもありますが、混んでいるときは待合室にもなるようです。
奥出雲の人気のお店です。

一軒目を出てもう一軒奥出雲の蕎麦を食べようと思いましたが、意外にもお腹が空いてないんです。
そこで暫し観光をしてお腹が空くのを待つ事にしました。

出掛けたのは鬼の舌震という渓谷です。

渓谷沿いに遊歩道があり、私が入った宇根駐車場の入口から上流のつり橋まで片道2km弱ぐらいでしょうか。
景色を見たり、岩壁に掛けられている遊歩道があったりとアップダウンも気にならず歩けました。

花崗岩が浸食されてできたという渓谷は、切り立った断崖や大きな石（というより岩かな）がゴロゴロしている川が見所なんでしょうけど、川は岩が大きすぎて水が見えないし、断崖は山の木々が鬱そうとしていて見えにくかったですよ。

鬼の舌震を後にしてお蕎麦屋さんへ向かいます。

今回は雑誌で紹介されていた”山県そば”さんに寄ってみました。

お店の前にはそば畑があり、花が満開の状態でした。
店内はそれほど広くなくテーブル席と小上がり合わせて30人位の収容能力。
お昼時でお客さんでいっぱいでしたが、小上がりの窓側に席をとりました。

メニューには定番の「割子」（750円）もありましたが、セットものが中心です。
今回はせいろにそばがゆ、揚げそばがき、小鉢、おぼろ豆腐がセットになった「はちそば」（1200円）を食べたかったんですけど、残念ながら売り切れ。
それで一日10食限定の「おろちそば」（800円）をいただく事にしました。

それにしても限定10食より早く売り切れる「はちそば」って人気があるんですね。

待っている間、窓の外を眺めていたのですが、養蜂箱が２つありました。
ここにスズメバチが来ていて、中に入ろうがんばってましたよ。
網があって入れないんですけどね。
写真でも辛うじてスズメバチが確認できますよ。

蕎麦は評判通りに美味しいですよ。
コシのよい蕎麦の上にトッピングされている蕎麦粥や古代米に甘味があって美味しい。

そしておまけのようなちょこっとだけの蕎麦掻きはちょっと独特な感じ。
中にはあんこが入っているのですが蕎麦掻きと言うにはトロトロでデザートですね。
あんこの上にそばの餡がかかっているようなものです。
でもこれが美味しくてお代わりしようかと思っちゃうぐらいでした。

地元の方だけでなく県外の方にも人気のあるお店のようで、県外ナンバーが多かったです。
鬼の舌震への観光と合わせて山県そばを食べに来てみて下さい。