この日の函館は風が強くてミゾレ混じりの雪でした。寒いのでホテルの近くのお店に飛び込みます。
夜ちょっと遅めの函館駅到着だからか、駅周辺はお店が閉まっています。
特に朝市周辺は高そうなお店が1軒開いているだけ。
と思ったら駅前のハーバービューホテル裏に1軒発見!
しかも「手打ちそば」と書いてあるじゃないですか。
外観は立食系蕎麦屋かという感じですが、中は食堂といった感じ。
そしてなぜか通信カラオケのセットも。。。
女将さんが一人でやっているようで、昼は蕎麦屋の暖簾を出し、夜は小料理の暖簾を出しているようです。
早速、お酒を出してもらいますが、写真撮らないうちに一口飲んじゃいました(笑)。
お通しは山芋の短冊。
お酒は秋田のお酒らしいのですが銘柄は不明です。
アテには「ホタテ焼き」(700円)と牛すじ煮込み(550円)をお願いしました。
昨日も青森でホタテを食べましたが、今日のはまた一段と肉厚。
牛すじ煮込みはキノコや大根、人参、筍、キャベツなどたっぷりと野菜が入っていて、煮込みというよりは牛すじの入った汁という感じ。
これが寒かったせいもあるかもしれませんが、めちゃくちゃ美味しかった。
ここでお酒のお代わりをお願いしたら「いいお酒があるから出してあげるよ」と女将さん。
料金不明ですが秋田の「純米大吟醸 天功」というのを注いでくれました。
「小料理」の暖簾が出ていますがそんなにメニューが多いわけでもありません。
少なくて迷うのですが「にしん焼き」(800円)をお願いします。
女将さんがガスレンジを見つめながら焼いてくれた”にしん”。焼きが心配だったのか最後にレンジで火を通す念の入れよう(笑)。
ちょっと塩が利いててしょっぱかったですが、美味しかったですよ。
子持ちの”にしん”で卵もたっぷり入ってましたよ。
これってやっぱり数の子ということになるんですよね。
さらに気になってしかたのなかった「くじら汁定食」の「くじら汁」だけを単品で頂くことにしました。
最近食べてなかったんですよね。
小さい頃は匂いが嫌で、これが食卓にあがると噛まずに飲んだものでしたが、20歳を過ぎてから妙に懐かしくかんじてしまいます。
くじらだけを何度か煮て脂を落としているそうで、臭みも少なく皮の黒い部分まで柔らかくなっています。
こちらはワラビや姫たけのこ、蕗などの山菜がたっぷり入ってました。
お腹が一杯になったので蕎麦はいいかとも思いましたが、一応蕎麦人なので盛りそばを頼むことに。
キリッと冷たく締めてあります。
「女将さんの手打ちですか?」と聞いてみたら「そうよ」との返事。
切り幅がかなりバラバラで、最大2cm幅のものまでありましたが、それも愛嬌でしょう。
女将さんと世間話をしながら1時間半ほど過ごしましたが、私より先に飲んでいた酔客がかなり鬱陶しくて、お店を出ることに。
また伺ってみたいところです。
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