有里庵

天文館公園の脇にあります。
ここは定休日明けの夜に行った方がいいかも。

お店の近くにホテルを取ったのですが、お店まで歩くのに道がわからなくなり、交番で公園を教えてもらいます。
そしたら交番の裏手が公園でした（笑）

お店はカウンターのみで、蕎麦屋というよりは居酒屋といった趣。
入って座るなり「冷たいのする？温かいの？」と聞かれましたが、「お酒（冷酒）」（700円）をお願いします。

アテには”本日のおすすめ”のタイの「南蛮漬け」（800円）
ご主人と常連さんが話している横でボーッとしていたら、ご主人が話しかけてきてくれました。
今食べている南蛮漬けの鯛はご主人が釣ってきたものだそうです。

定休日の月曜日に釣りに行き、火曜日にはお店で提供するんだとか。
新鮮なお刺身が食べられるんだそうです。
常連さんは釣ってくる魚をリクエストするんで困るんだと笑ってらっしゃいました。

お店には釣りの疑似餌や貝細工がたくさん飾ってあります。
これもご主人の手作りだとか。

さて、今日はここまで。
蕎麦を食べて帰ります。
メニューを見ると「ざるそば」（750円）、「おろしそば」（850円）、「せいろそば」（900円）となってます。
ちなみに「そばがき」（400円）。

何故か「せいろそば」が「おろしそば」よりも高い！
不思議な値付けだなぁと思いながらも「せいろそば」をお願いしました。

これ、ビールじゃないですよ。

これは「せいろそば」のタレだそうです。
カウンターの向こうでご主人が何かを撹拌していたのですが、これだったんですね。
蕎麦汁とやまいもをちょっと粗めにおろしたものが混ぜてあります。

蕎麦は鹿児島によくある、太めでコシの柔らかいタイプ。
昼食べたのと違って、箸で十分つまめましたけどね。
ご主人が種をまいて育て、収穫した蕎麦の実を使っている十割蕎麦だそうです。

この蕎麦を上の写真のタレで頂きます。

これが美味しいんですよ。
汁に山芋が入っているので、とろろ蕎麦という事になるんだと思いますが、全く別のものですよ。
汁の甘味と山芋の香り、粗くおろしてるので粘りけは余りでてなくて、何とも不思議な味。
クセになりそうです。
あっという間に食べ終わって、お代わりを貰おうか悩んじゃいました（笑）。

今度来るときは火曜日の夜、ご主人の釣りの話を聞きながらお刺身を食べようかな。