沖縄でそばと言えば沖縄そばです。
私が普段食べている蕎麦は日本蕎麦と呼び区別されているようです。
その日本蕎麦を食べにおじゃました美濃作さんは、1977年頃から営業されているお店です。
今日も飲む気はなく来たのですが、老舗の風格あふれるお店、ついつい頼んでしまいました。
お通しとして茶碗蒸しのようなものが供されましたが、これは豆腐です。
豆腐だけで十分と思いつつもやっぱりアテを頼んでしまいます。
「鮎照煮」(600円)と「アロエさしみ」をお願いします。
この鮎がほんと美味しかった。
色の割には甘すぎず、しょっぱすぎず、鮎の香りもしっかりと。
そしてアロエのさしみ。
アロエは皮の部分が苦いのですが、ゼリー状の部分は苦味があまりないんですね。
アロエの力で胃腸が元気になってくれるといいんですが。
どうも最近は飲む気になれなくてね。
さて、ビールのお代わりもせず、お蕎麦にいきます。
美濃作さんの名物は「月桃そば」(780円)。
茶そばに見えますが、月桃(げっとう、沖縄では”サンニン”というようです)という植物の葉が練り込んであります。
月桃は熱帯・亜熱帯に自生しているショウガ科ハナミョウガ属の植物で香料や色素等に使われているそうです。
福島出身のご主人が沖縄ならではの蕎麦をという思いで考案したものだそうです。
蕎麦を盛っている葉が、月桃の葉だそうです。
麺に月桃が練り込まれている分癖があるのかと思ったら、そんなに強い香りは無いですね。
コシもよく、つるっと喉を通っていきます。
甘めの汁もこのお蕎麦には良く合います。
食べてる間にご主人が近くを何度も通ります。
お客さんの様子を見て歩いているのでしょうか。
何度か話しかけようかと思ったんですが、忙しそうなので声を掛けず仕舞いでした。
次回機会があればお話しをお聞きしてみたいですね。
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