知覧の武家屋敷がある観光スポットの中に美味しいお蕎麦屋さんがありました。
十割蕎麦だそうですよ。
知覧の武家屋敷を訪れるのはこれで5回目(?)だろうか。
何故か何度も足を運んでいます。
しかし、ここにお蕎麦屋さんがあることに気がつかなかった!
私の出掛けている時間が悪かったこともありますが、とっても残念なことでしたね。
なにせ『十の字』さんの蕎麦や料理が美味しかったんですから。
有料駐車場に車を止めて、武家屋敷のある通りに入ります。
観光スポットの「知覧型二ツ家」の角を曲がると幟がでていましたよ。
民家を改装したお店です。
ここから見える入り口はお店の方用、お客用は回り込んだところにあります。
客室はこの座敷のみ。
部屋に入ると何かの香りが漂っています。
何の香りかわからないので庭を覗いたりしたのですが・・・。
床の間のこの花のようでした。
百合の花のようにも見えますが、「ジンジャー・リリー」だそうです。
生姜花のことだそうですよ。
「先日も東京のお客さんが珍しいと仰ってましたよ。」とお店の方。
私も初めて見ました。
さて、メニューは「ざるそば定食」(1300円)をお願いしました。
お茶を飲みながら「ジンジャー・リリー」をネットで調べつつ待てます。
暫くして運ばれて来た「ざるそば定食」のボリュームのあること!
お蕎麦は蕎麦粉と水だけで打ったもので、つなぎは無しだそうです。
鹿児島のぶつぶつ切れる蕎麦と違い、つながっています。
でも全体的に短めですけどね。
ほのかに蕎麦の香りが鼻を抜け、噛めば噛む程甘味が広がっていきます。
汁は濃いめ甘口で長野県南部によくありそうな感じの味。
お蕎麦によく合っていて美味しいですよ。
薬味に錦糸玉子がついていました。
珍しいなと思って使ってみたんです。
これが以外と美味しいんですよね。
汁に付けて食べても美味いなぁ。
ちょっと余分に欲しくなりますよ。
定食のご飯は「唐芋ごはん」でした。
お芋は蜜芋(安納芋)。
これがメチャ美味い!!!
そして蜜芋がとろける。
蜜芋の甘いこと甘いこと。
定食のご飯は他にも「麦ご飯」、「粟ご飯」、「炊き込みご飯」、「筍ご飯」など季節や時々で色々と変わるようですよ。
そしてデザートの「そばおはぎ」。
あんこの下にあるのが「そばがき」でしょうか?
お店の方が「里芋のような感じだけど蕎麦ですよ。」と仰っていました。
その通り、食べてみると里芋のようなネットリとして滑らかな食感です!
だまって出されたら里芋だと思いますよ。
これは美味しい!
お持ち帰りもできるようで、「そばおはぎ10個入り」(400円)があります。
日持ちするなら買って帰りたいけど。。。
食後もお茶を飲みながらゆったりとした時間が流れます。
武家屋敷を巡ったら『十の字』さんで一息入れて次の観光へ。
観光スポット内にあるお蕎麦屋さんだからできる、蕎麦好きには素晴らしい過ごし方ですね。
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