根津に移転・再開した「雙柿庵」さんに出かけてきました。
西多摩郡日の出町の「雙柿庵」さんが閉店して早くも1年が過ぎました。
日の出町のお店には行こうと思いながら「完全予約制」の壁に阻まれ伺うことができなかったのです。
しかしこの2月に根津で開店されたと聞き、近くなら「完全予約制」でも行けるかもと機会を狙ってましたよ。
そして今回、いつもの食べ歩き友達に誘われて、「雙柿庵」さんへ出かけることができました。
地下鉄千代田線 根津駅を出て徒歩数分。
「ここ?」と思うような路地を入ると古民家風なお店がありましたよ。
店内には写真撮影禁止のマークがあちこちに貼ってあったので、今回は写真は無しです。
メニューは「おきまり8,500円(税別)」のコースになります。
「蕎麦掻き」
南相馬で震災に遭われた農家さんが、山梨県の白州で生産した「会津のかおり」を使用しているとのこと。
香りのよいなめらかな蕎麦掻きでした。
「蕎麦味噌」
刻んだ蕗の薹が入っていて、ちょっぴり感じる蕗の薹の香りと苦みが春を感じさせてくれます。
2段の小さなお重が運ばれてきます。
上の段には、
「鯛の昆布締め」。
「白烏賊のこのわた和え」。
「ホタテの貝柱のからすみ和え」。
「ホタルイカ」はオリーブオイルで漬けて大根で巻いたもの。
「桜エビを蕎麦の実で揚げたもの」。
「長芋で作った桜」。
下の段は焼き物で、
「太刀魚を炙ったもの」に桜の花の塩漬けが添えてあります。
「鯛の煮こごり」は鯛の身もたっぷり入ってます。
「サヨリの黄身焼き」。
「タケノコや小松菜のお浸し」。
「凍みこんにゃく」は刺身こんにゃくを凍らせてから煮たもの。
いやぁ、お酒が進みます。
「鯉川 鉄人にごり」や「大七 純米生酛」、「肥前蔵心 純米生酛」などを冷または燗でいただきましたよ。
椀物として「芹そば」です。
入っているお蕎麦は更級で超極細ですよ。
今までここまで細いお蕎麦は見たことがありません。
計っていませんが、0.5mm以下でしょうかね?
温かい汁に入っていての細さです。
どうやって伸ばして打つんでしょうね。
コースは肉か魚(鴨ロース又は蕎麦寿司)が選べるのですが、今回は魚(蕎麦寿司)です。
「サクラマスの蕎麦寿司」
肉厚のサクラマスに、ちょっとさっくりした歯ごたえの蕎麦。
山葵の葉のおひたしと山葵の醤油漬けが添えてあります。
「卵焼き」
秋田で平飼いされた鶏の卵を使っています。
「お蕎麦」
茨城県産の常陸あきそばです。
こちらも更級ほどではありませんが、細いお蕎麦ですよ。
香り甘みは控えめですが、締められた温度や歯ごたえなどが私好みで美味しいと思ってしまいます。
久しぶりに汁無しでの完食。
さて、写真無しだときつめの感想になってしまいがちなので、控えめに書いてみました(笑)
店内にはカウンターもあり、一人での予約も大丈夫なようですよ。
季節を変えてまた伺ってみたいところです。
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