水車のあるお蕎麦屋さんは多いですけど、本当に水車を使って製粉しているお店は少ないです。
『和楽路茶屋』さんでは水車を使って製粉してましたよ。
この日はお昼を食べ損なって、もう16時ですよ。
ここまで来たら夕食と一緒にするかと思ったら「蕎麦」の文字が目に入りました。
時間的に営業してるのか?と思ったら、暖簾がでてましたよ。
大きな水車があるお店だなと思いつつお店に入ると・・・。
なんと水車を使って製粉できるようになってるじゃないですか!!
水車の軸の動力が店内の製粉室に来ています。
この時間は製粉してませんでしたが、明らかに普段から製粉している様子。
これは凄いな~。
お店の奥のテーブルに席を取り、メニューを見つつも製粉室が気になっちゃって(笑)。
お昼を食べてないので夕飯と兼ねて「かござるそば定食」(1450円)をお願いしました。
ちょっと待って運ばれて来たのは「そばがき」と「サラダ」。
「そがきは」ぱっと見硬そうですが、茹でた里芋のような食感。
ヌルッと潰れてネットリと粘りもあります。
蕎麦の香りが強く出ていますね。
「かござるそば定食」の残り一揃え。
お値段の割にはボリュームが多いですよ。
お蕎麦は白っぽくて平打ちです。
北海道幌加内産を使った十割蕎麦です。
そばがき同様、蕎麦の香りがしっかりとあるお蕎麦です。
汁はダシの香りが強いもので、蕎麦をしっかり浸けて食べても大丈夫な程度の濃さ。
籠の中には牛蒡のサラダ、天ぷらはシメジ、ゴーヤ、茗荷、薩摩芋。
他にゴーヤとトマトのサラダ、茄子の揚げ浸し、卵焼き、ひじきの煮物。
その他、茶碗蒸しや食後のデザートとして蕎麦アイスもありましたよ。
蕎麦アイスはミルキーで手作り感のあるものでした。
食後にご主人と少しだけお話し出来ました。
製粉室のお話しをお聞きし「手作り感のある設備ですね。」と振ってみると、18年前に地元にあった農業高校の生徒さん達に作ってもらったものだとか。
外の水車は2代目だそうですよ。
水車の軸は2台の石臼を回しています。
微粉用と粗挽き用だそうです。
これだけのものを見られる機会が無いので、立ち寄って良かったなと思いました。
また機会があればお邪魔したいですね。
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