片山虎之介さんが主催する蕎麦Web検定大学の林間学校に参加してきました。
今回の林間学校は妙高での蕎麦栽培(種蒔き)です。
初日は片山さんの講義と親睦会でした。
今回の蕎麦Web検定大学の課外講座は林間学校。
1泊2日で受講生同士の親睦を深めるのと、妙高在来種の栽培(今回は種蒔き)を行うという内容です。
初めてお会いする方たちと相部屋で泊まるなんて何年ぶりでしょう。
ちょっとワクワクしながら出かけてきました。
新潟県地方はこのところ局地的な大雨が降っています。
今回の林間学校の開催地である妙高市では、前日の夜も大雨警報が出ていたのです。
同じ新潟県でも中越地方は快晴。
「これなら天気の方は安心だね」と妙高市に来てみたら雨が降った後でした。
妙高山を目指して走っていると、雲の切れ間から少しだけ妙高山の山頂付近が見えました。
雲さえなければ道の向こうに雄大な景色が広がっただろうなぁ。
県道39号を妙高山に向かって登り切ったところ、妙高山登山道の入り口にあるのが、今回の宿泊地「燕温泉」です。
ひなびた感じの温泉宿が何軒かありますね。
この奥、10分位歩いたところには露天風呂がそうですよ。
帰るまでには入ってみたいですね。
そしてこちらが今日の宿泊地『旅館 花文』さん。
社長さんは「妙高在来蕎麦振興組合」の副組合長なのですよ。
私は相部屋を希望したので、私の他に5人の方とご一緒させて頂きました。
宿に入って一息入れた後、片山さんの講義が始まります。
お題は「関山 宝蔵院と蕎麦」です。
全国各地から総勢30名が一室に集まり、片山さんの説明に聞き入ってました。
講義の後はいよいよ食事です。
私なんかはこのために来たと言ってもいいくらいですからね(笑)。
地元の食材を使ったお料理です。
お酒は地元の「純米酒 鮎正宗」。
口当たりの良いお酒に、ついつい杯を重ねてしまいます。
『花文』さんで作られた山葡萄酒です。
収穫量がもう少し増えたら商品化するそうなので、商品化前の貴重なものを頂きました。
参加者に好評だったのがこの鮎料理。
写真ではわかりにくいですが、鮎のなかに道明寺粉が入ってます。
鮎を背開きにして味醂などに一晩漬け、天日干しで一晩干したものに、道明寺粉を挟み、蒸したものだそうです。
ぱっと見た目には子持ち鮎に見えるんですよ。
さぁ、いよいよお蕎麦の登場です。
このお蕎麦の最大のポイントは片山さんが昨年栽培した「こそば」を使っているということ。
「こそば」というだけでも貴重ですが、片山さんが作ったというプレミアものです。
お蕎麦もこの地の食べ方、雄山火口(オヤマボクチ)をつなぎにしたものです。
1kgに4gの雄山火口を入れているとのことでしたが、その食感はへぎそばに近いものに仕上がってました。
幅広の麺で薄くしてあったから、そのような食感なのかもしれません。
お代わりも沢山用意してくれていましたよ。
最後は新潟名産コシヒカリと姫タケノコ(根曲がり竹)のお味噌汁。
このお味噌汁がメチャ美味です。
この地方の食べ方で、鯖缶が入っているんですよ。
鯖缶の甘味とコクが加わって本当に美味しいんです。
私も来年収穫したらやってみよう。
食後は受講生の自己紹介。
やはり蕎麦を打つ方が多かったですが、中には私のように食べ歩き専門の方もいらっしゃいました。
皆さん、和気藹々楽しい時間を過ごしました。
次の日は朝6時から畑に出るので、みなさん早めの就寝です。
私としては枕投げを期待していたのですが・・・(笑)。
枕投げの代わりに別室のソバリエ前島さんやこなもんや三度笠さん、Hさん、Oさんと「蕎麦焼酎 神楽の舞」を飲みつつ遅くまで蕎麦談義です。
明日の朝は早いから寝坊しないといいですがねぇ。。。
蕎麦Web検定大学の林間学校(下)に続く。
コメント
林間学校ではお世話になりました。
このブログに出会えたお陰で、蕎麦の世界に片足から両足をドップリと入り込んで行きそうな予感です(笑)
マコリンさん、こちらこそお世話になりました。
とても楽しい会でしたね。もっとこんなイベントが沢山あるといいのですが。。。
今度は収穫の時にお会いしましょう。