蕎麦屋 蛍

長野には美味しいお店がたくさんあります。
今回の”蛍”さんはロケーションからして私好みなお蕎麦屋さんです。

こんな場所に・・・っていうお店にも行き慣れましたが、今回の”蛍”さんも山の奥にあります。
千国街道（国道148号）から小谷温泉に向かって上がっていく途中を左にそれるとすぐにあります。
県道から脇道にそれるところには看板もあるので迷う事は無いですよ。

お店は民家を改造したもの。
周辺に駐車場が分散してあり、10台分ぐらいは止められそう。

お店に足を踏み入れると薪を焚いた匂いがしてきます。

そして店内の明かりはランプだけ。

なんて素敵なお店でしょう。
入口でランプのある店内に見とれていたら「窓側の席へどうぞ」と声を掛けられ、入口近くの窓側の席に着きます。

ランプを綺麗に写真に撮りたかったのですけど、窓側にはランプが無いんです。
席を移って撮るのも嫌なので遠くから。
上の写真の奥にあるガラスの向こうが蕎麦を茹でる所。
その右側が蕎麦打ち場。

蕎麦を茹でる所にはかまどがあります。
蕎麦を釜で茹でるところも見る事ができます。

さて、メニューは多くないです。
蕎麦は2種類。
蕎麦殻を除いて挽いた「蛍の緑」（880円）と蕎麦殻を一緒に挽いた「深里」（780円）。
今回は「蛍の緑」をお願いしました。
それと「季節の天ぷら」（580円）と”秋ほたるの一品”メニューにあった「焼き茄子」（580円）もお願いします。
そしたらお店の方が「量が多いけど大丈夫ですか？」と聞いてきます。
お値段も安いですし、大丈夫だろうと思ったのですが・・・。

昨日に続いてまた量が多くなっちゃいました（笑）
天ぷらはこれでほんとに580円？
焼き茄子も大きい。

蕎麦はやや太めですが、香りもコシもよくて美味しい！
新蕎麦前のこの時期に美味しい蕎麦はうれしいですね。
汁は長野の甘味のある濃いものではなくて、新潟の薄口で出汁の利いたもの。

天ぷらは野菜や山菜が中心です。
量が多くて、2～3人前ぐらいはありますよ。
お店の人が「多いですけど・・・」と仰るのもわかります（笑）

ネタは季節の野菜を中心に15種以上はありましたね。
多すぎて数え切れなかったです（笑）
サクッと軽く揚がっていて、衣も薄く食べやすい。
油ものの苦手な私でももたれることなく食べられました。

焼き茄子は匂いが最高。
焼き芋の皮の焦げたようなあの匂い。
やっぱり炭火で焼いているのでしょうか？

いやー、美味しいし、ロケーションもお店の雰囲気もいいですねぇ。
今回は温泉に入らなかったんですけど、次回は小谷温泉にも入ってみたい。
春の山菜の頃にまた出掛けてみたいなぁと思います。