八海山の登山道入口にある、山菜の美味しいお蕎麦屋さん。
天気が良いのでドライブを兼ねて『宮野屋』さんへ出かけました。
そろそろ雪も消えた頃かなと思っていたのですが。
やっぱりまだ消えていないですね(笑)。
でももう春ですからね。
走りやすかったです。
お昼過ぎに店内に入ったときには、先客はなかったのですが、しばらくするとお客さんが続々と入ってきましたよ。
店内にはこたつ席、囲炉裏席、そして卓が5つかな。
それと2階にも席が取れるようですね。
隅には薪ストーブがありましたよ。
お店に入るときに見えていた煙はこれだったんですね。
さて、メニューですが、冷たいお蕎麦は2品だけ。
「手打ちそば」(700円)と「手打ちそば大盛り」(800円)。
今回は「手打ちそば大盛り」をお願いしてみました。
それと山菜料理があったので「山菜天ぷら」(600円)といきたいところですが、今日は天ぷらの気分じゃないので、「山菜盛合わせ(小皿)」(1200円)をお願いしてみました。
程なく運ばれてきたお料理一揃え。
見た目にはかなりのボリュームがあるように感じましたよ。
中でも目を惹いたのが「山菜盛合わせ」。
左下から時計回りに、独活、木の芽(アケビのツル)、蕗、蕨、コゴメ、蕗の薹(大きくなったもの)、アンニンゴ、そして真ん中がゼンマイです。
アンニンゴは魚沼地方の呼び方で、正式にはウワミズザクラのこと。
マタタビみたいなのが、アンニンゴの実で、茎の方が花が咲く前の蕾みが付いた穂先です。
漬ける前はこんな感じ。
小っちゃい蕾が沢山ついてます。
花が咲くとこんな感じ。
この蕾や実を塩漬けにしたものですが、塩っ気と苦みと杏仁のような香りがする不思議な漬け物です。
私の好物のひとつ。
こちらはお蕎麦に付いてくる小鉢だと思われます。
左から揚げ出し大根(?)、ゼンマイの煮物、野沢菜の煮物。
どれもとっても美味しいですよ!
これらのお料理を食べるためにまた来たくなります。
お酒が飲めたりしたら最高でしょうね。
お蕎麦はやや太めで長いですよ。
そしてコシが強い。
この地方のことですから、つなぎには布海苔を使ってるのかと思ったら、この食感はオヤマボクチのよう。
帰りがけにご主人に聞いてみたらオヤマボクチと布海苔を両方使っているそうですよ。
オヤマボクチは畑で栽培しているのだとか。
薬味には定番の葱と山葵の他にシソの実と茗荷が付いてました。
このお蕎麦と一緒に食べるには楽しい薬味ですね。
たぶん蕎麦に付いてきたデザート(?)だと思いますが、胡桃です。
胡桃を殻から食べるなんて久しぶり。
小さい頃は山に行って拾ってきたものですが、最近は見つけても拾わなくなりましたね。
とっても懐かしい気分になりました。
今日は食べなかったですが、『宮野屋』さんのメニューには「鯉のあらい」(600円)、や「鯉こく」(400円)、「ニジマスの唐揚げ」(500円)なんてのもありました。
こちらも食べてみたいところです。
今年の山菜が採れる5月頃、また来てみたいですね。
コメント
宮野屋さん懐かしいです。
蕎麦と山菜も美味いですが鯉やニジマスもお勧めですよ。
胡桃は、デザートではなく蕎麦の薬味としてツユに入れていた記憶があります。
SUBAるさん、初めまして。鯉やニジマスは大好きなんです!今度出かけた際は食べてみたいと思います!!