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蕎麦Web検定大学の第2回課外講座

そばの話し
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蕎麦Web検定大学の第2回課外講座が、東京の南青山で開催されました。
受講生の方から受け付けを開始した先行予約の段階で、すぐに満席となってしまった人気の課外講座です。

蕎麦Web検定大学の第2回課外講座に参加してきました。

今回の課外講座は岐阜の名店『仲佐』さんと新潟の『こそば亭』さんの蕎麦打ち共演なんです。
お二人の蕎麦打ちを間近で見て、そこで食べ比べをする、なんて贅沢な講座でしょう。

もっとも、「蕎麦打ちをしないお前が、見ても分かるのか?」と言う声も聞こえてきそうですが・・・(笑)。

蕎麦

講座は片山さんの挨拶と司会進行で始まりました。

蕎麦

受講生は総勢60名にもなります。
なんでも『仲佐』さんのご主人から「60人が限界です。」ということで定員60人に決まったとか。

中には私も大好きな有名店のご主人や素人蕎麦打ち最高段位をお持ちの方、北は青森から南は九州まで、全国各地から集まっているそうですよ。

蕎麦

先ずは『こそば亭』の2代目市村晋也さんの蕎麦打ち実演です。
加水率は高くて50%ぐらいだそうです。
つなぎとしてオヤマボクチを1kgあたり一握り程度入れているそうです。

水回しから捏ねるところを見ていると、蕎麦の香りが立ち上ってきて食欲をそそられます。

蕎麦

延ばした蕎麦を見せて頂きましたが、上写真中央付近にオヤマボクチの繊維が写っているのが分かりますでしょうか。

蕎麦

オヤマボクチの繊維が切れない為、包丁も特別製のものを作って貰い使用しています。
地元の方たちの中には少し乾いてから切る人もいるそうですよ。
その方が繊維が引っ張られず綺麗に切れるのだとか。

続いて『仲佐』さんのご主人中林新一さんの実演です。

蕎麦

全身の力を使って捏ねていらっしゃいました。

蕎麦

時には4人がかりで台や鉢を押さえても動いてしまう程です。

中林さんは「もう外では打たない。これが最後です。」と仰ってましたから、貴重な場になりましたね。
それを砂かぶりならぬ粉かぶりの所で見られるなんて。

蕎麦

捏ねが終わったところです。
見た目に石のようですが、実際のところかなり固いそうです。

蕎麦

これが『仲佐』さんの使っている包丁。
以前は人間国宝に作って貰った包丁を使っていたそうですが、今はそれより少し軽いものを使っているそうです。

蕎麦

包丁の名のところに刀匠の文字。

さぁ、いよいよ食べ比べです。
とはいっても『仲佐』さん、『こそば亭』さんのどちらも何度か食べに伺っているのですけどね。

蕎麦

厨房では『こそば亭』さん、『仲佐』さんの順で作業が行われました。
ゆで時間は『こそば亭』さんが60秒ぐらい、『仲佐』さんは80秒ぐらいだそうです。

蕎麦

『こそば亭』さんのお蕎麦です。
オヤマボクチによる歯ごたえの良いお蕎麦になっています。
オヤマボクチは無味無臭なので蕎麦の香りには影響が無く、この日も素晴らしい香りでした。

蕎麦

『仲佐』さんのお蕎麦です。
嬉しいことに笊もお店で普段使っているものです。

蕎麦

つなぎ3割のお蕎麦なのですが、小麦粉の味は感じられず、蕎麦の香り高いものになっています。
不思議ですねぇ。

お二人とも普段とは違う環境(余り打ち台が良くなかったようです)で打ち、火力の弱い鍋で茹でたにもかかわらず、これだけ美味しいお蕎麦に仕上がるというのは凄い事ですよね。
さすがプロの技だなと感じました。

食後には『こそば亭』さん、『仲佐』さんを交えて質疑応答が行われました。
たくさんの質問が出て、終了予定時刻をオーバーして会が終了です。

楽しくて貴重な時間を作って頂き、片山さん、市村さん、中林さん、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございました。

追記:
『仲佐』さんのお手伝いで『流山 すず季』さんのご主人が来ていらっしゃいました。
「以前食べに来られましたよね?」と言われドキドキです(笑)。
お店でご主人と顔を合わせた覚えは無いので聞いてみたら、「目立っていたのでよく覚えています。」とのこと。

どんだけ目立っていたのでしょうねぇ(笑)。

それにしても食べに行ったのは半年以上前の事ですから、ご主人の記憶力も凄いですよね。
また食べに行かせて頂きます。

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