江戸ソバリエ7期の方々が中心に『眠庵』さんで蕎麦会を開くと聞きつけて、ソバリエでもないのに参加させて頂きました。
『眠庵』さんのご主人にご講演いただくという、特別なイベントだったんです。
何故ソバリエさん達に混ざって会に参加したかというと、何度かお蕎麦屋さんでご一緒させて頂いているこなもんやさんにお誘い頂いたから。
特別な会なので大喜びで参加させてもらいました。
総勢15名の中にはブログを書いていらっしゃる方が何人か。
前島さん、栃木屋要吉さん、keiむさしのさん、笑門来福さん。
まずはソバリエ「七江会」の会長さんのご挨拶から。
続いてこの日の幹事であるこなもんやさんのお話しと続き、いよいよ会食です。
お酒は栃木屋要吉さんのリクエストで「杉錦 木酛純米 中取 原酒」をいただきます。
辛口で酸味があって、旨味のある美味しいお酒。
いきなり好みなお酒なので、他のお酒を呑みにくくなるなぁ。
ところで『眠庵』さんには4年前に何度かかよっていたのですが、その後は長らくご無沙汰でした。
今年の春に久しぶりに出掛けて以来です。
でも、メニューはよく憶えていますよ。
当時と大きくは変わっていないですね。
自家製の「豆腐」は以前もよくいただいてました。
「小松菜のおひたし」と「岩のり」
「ホタルイカ沖漬け」と「わさび漬け」&「わさび味噌」
お酒の進む肴が続きます。
「臥龍梅 純米吟醸無濾過生原酒」「初亀 にごり酒」「高砂 純米吟醸」とみんなで少しずついただきました。
チーズの味噌漬けだろうか?
皆さんお好きな様で、あっという間に無くなってしまいましたね。
でました!「牛肉と大根のバーボン煮」。
『眠庵』さんに来たらこれを食べなくてはという一品。
柔らかく煮込んだ牛肉もいいですが、やっぱり大根ですよね。
牛肉の旨味も醤油もあれもこれも吸っている大根は美味い!
この「牛肉と大根のバーボン煮」や蕎麦汁での醤油の使い方が評価されて、「第5回 醤油名匠」の審査委員特別賞を受賞されたんだそうですよ。
「丸干いか」
苦みがあり、ねとっりした感のあるわたの部分が堪りません。
これを食べてる時だけ会話に加わらず、お酒を呑みながら自分だけの世界へ。(笑)
これはほんとに好きなんですよ。
再び会話に参加しつつ、熱々の「出汁巻き玉子」を頂いていると、いよいよお蕎麦の食べ比べです。
今日は3種類の食べ比べ。
全て新蕎麦だそうです。
最初は栃木県益子産、やや濃いめの緑がかった色がいい感じです。
さすがに新蕎麦だからか、咽せそうな程の素晴らしい香り。
これだけ香りがいいと新蕎麦を狙って食べてもいいかなと思います。
それにしても盛りがいいですね。
これが後2つでてきたら食べきれませんが・・・。
残りの2つは2種盛りでボリュームも控えめ。(笑)
ちょっとホッとしたりして。
長野県産と北海道産ですが、長野県産の方が微妙に白っぽい色をしています。
微妙に白っぽい方は長野県松本産信濃1号です。
香りは3つの中で一番少ないですが、甘味や食感が北海道産よりは好みな感じ。
北海道産はきたわせだったかな。
香りは長野県産より少し強めでしたが、食感が好みではなかったですね。
蕎麦とはいっても3種類の産地・品種で味が違うのは面白いですよね。
別々の日に食べていたら中々違いがはっきりしませんが、食べ比べてみるとよくわかります。
春に来た時にも思いましたが、4年くらい前に通っていた時と蕎麦の印象が変わった気がするのですが。
3年ぶりだという笑門来福さんも同じ事を言ってましたけどね。
食後は、その『眠庵』さんのご主人による蕎麦のお話しと質疑応答です。
在来種の話や蕎麦の食味、保存期間による味の変化など聞かせて頂き、活発な質疑応答が交わされました。
あっという間に時間が過ぎて1時間にも及びましたよ。
もう少しお聞きしたいことがありましたが、それはまた今度お店に寄った時にでも・・・。
みなさんありがとうございました。
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