「梅わかな丸子の宿のとろろ汁」。
松尾芭蕉の句に歌われている丸子の宿のとろろ汁を食べてきました。
「梅若菜まりこの宿のとろろ汁」は松尾芭蕉の句です。
松尾芭蕉や十返舎一九、安藤広重がそれぞれ歌や絵に残している丸子の宿のとろろ汁。
当時は宇津ノ谷峠を越える旅人が精をつける為にも食べていたようです。
今回訪れた丁子屋さんは慶長元年(1596年)創業。
1596年といえば関ヶ原の合戦よりまだ古いですね。
丁子屋さんには何度か来たことがあって、静岡が初めての方が来ると丁子屋さんへ連れて行ったものです。
でもここ何年かは食べに出掛けていないので、久しぶりに寄ってみました。
入口は古民家で昭和45年に移築したものだそうです。
古民家の方でも食べれるようですが、奥の大広間の方に案内されました。
メニューはセットものが中心。
とろろ汁、小鉢、味噌汁の「丸子」(1300円)に刺身がプラスされた「つたの細道」(1700円)、
刺身の変わりサラダ、むかご揚げ団子、季節のフルーツがプラスされた「本陣」(2000円)、など6種類。他にも季節変わりのセットがあるようです。
その中から、刺身はいらないので「本陣」をお願いしました。
あまり待つこともなく用意されます。
テーブルの上に並べられると豪華な感じがしてきますね。
とろろ汁はたっぷりあり、お櫃の中のご飯は3杯分ぐらいあります。
女性は食べきれないかな。
ちょっと遅れて「むかご揚げ団子」が運ばれてきました。
この団子が意外と美味しくてむかごの香りがしっかりとしてました。
揚げたてのアツアツでよかったですよ。
とろろ汁でご飯を3杯、しっかりといただきました。
とろろなのでつるつると喉を通ってしまいます。
おかげでお腹一杯!
もう一杯食べに蕎麦屋へというわけにはいかないようです(笑)
もっとも、静岡の蕎麦屋さんは月曜、火曜の休みが多いんです。
今週の月曜日は祭日だったので、今回はみんな火曜休み。
蕎麦屋には行きたくても行けないんですけどね。
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