健生庵 山愚

東京の居酒屋のご主人が打つ蕎麦が評判となり、木島平でお店を開いたと雑誌で紹介されていました。

以前に雑誌で見たお店に行ってみたいと思っていたのですが、きのこ採りのタイミングまで待っていたんです。
きのこは惨敗でしたが、お蕎麦は期待して出掛けてきました。

今回の”山愚”さんは木島平の馬曲温泉のすぐ近くにあるんです。
馬曲温泉といえば展望が素晴らしい温泉。
しかし、今回も温泉のことはすっかり忘れていて、蕎麦を食べたらそのまま帰ってしまいました（笑）

お店に入ったら先客で一杯でしたが、丁度帰られるお客さんがいらして、奥のテーブル席に座ることができました。

席に座るなり「本日は天ぷらができません。」とのこと。
それじゃぁと「手打ち十割そば」（900円）と「そばがき」（750円）をお願いしました。
メニューにも天ぷらは「暇な時のみ」と書いてありましたよ。

程なく蕎麦が運ばれてきました。
混んでいる割には早いですね。

もっと太い蕎麦が出てくるのかと思ったら、細切りの蕎麦でした。
十割ですがボソボソ感は全くなく、弾力のある喉越しのよいお蕎麦。
汁はやや辛めのダシがよく利いたもの。
水切りも素晴らしくいいです。

こんなことなら「大盛り」（十割のみ+300円、）を頼めばよかった。
そばがきがあるからと控えていたのですが、ぜんぜん食べられちゃいます。

その「そばがき」が蕎麦を食べ終わると同時に運ばれてきました。
タイミングがいいなぁ。

“山愚”さんの「そばがき」は小さな笹蒲鉾のような形をしています。

箸でつかむのにちょうどいい、ぎりぎりの柔らかさ。
そして口に入れてみると非常に滑らか。
蕎麦の甘味が口いっぱいに広がります。
うーーん、美味しい！

食後にはお口直しにと蕎麦かりんとうが供され、とろとろの蕎麦湯と共に頂きました。
この蕎麦湯もまた美味しいですよ。

きのこが採れなかったことも忘れて、すっかり堪能しました。
新蕎麦の頃にまた来てみたいと思い聞いてみたら、今年は11月16日からだそうです。
それと2009年10月31日より11月15日までは臨時休業だそうです。
お出かけになる方はご注意下さい。