恐ろしげな看板のお店では、注文後に客の目の前で打ち、恐ろしい程の早さで蕎麦が現れます。
先日「つれづれ蕎麦」のyukaさんから教えて頂いたお蕎麦屋さんに行ってきました。
お店の名前は「手打ち 弥三郎」ですが、てっきり「弥三郎婆」がお店の名前かと思ってました。
お店の前の看板が「権現堂の弥三郎婆」と書かれてましたから。
お店に入るとお昼には遅めの時間なのに先客が4人。
店内は外観から想像出来ない程狭く、カウンターに5人とその背後のカウンターに3人程度。
背後のカウンターはカウンターの奥行きが狭いので、順番待ち&緊急用といった感じ。
実際、私はそこで待ちました。
壁に掛けられたメニューを見ると「手打そば」(150g:1000円、100g:800円)、「あたたかいかけそば」(150g:1000円、100g:800円)、他は「手打ちうどん」(大:700円、小:500円)や「あい盛」(大:1000円、小:800円)等の全部で5品。
「あい盛」も魅力的でしたが、ここはやっぱり「手打そば」ということでお願いしてみました。
と、ご主人、おもむろに粉と水を計り始めるじゃないですか。
「あぁ、そういえば注文を受けてから打ってくれるんだっけ」と心の中で思いつつ眺めています。
しかし、よく見ると水回しは箸でやってますよ!
おぉぉ、あれはなんですか?
のし棒は業務用ラップの芯を使ってますよ!
こんなでも蕎麦って打てるんだなぁ。
ちょっと感動して、自分でもやってみようかという気になってきます。
待つことおよそ10分弱程でしょうか。
お蕎麦が目の前に現れました。
爽やかな香りでコシもいい十割蕎麦ですよ。
黒い星がざらざらと口の中をなで回します。
汁は薄口のやや甘め、出汁の香りがいいなぁ。
ご主人にお話しをお聞きしたら、作り置きだとぶつぶつ切れちゃってスプーンで食べなきゃいけなくなる。
だから、注文を受けてから打つ様にしたのだとか。
発送を変えて面白いお店になってますね。
また食べに来てみたいと思います。
コメント
早っ!
早速、行ってくれたんですね♪。
そうなんです、素朴~でありながら、何だかとおっても美味しいお蕎麦。
私も、じぃ~っと見つめていたのですが、あのラップの芯みたいなので、伸しているのには、驚きでした。
お店によっては、蕎麦を食べるまでに2時間近く待たせるお店もあるのに、
ここは、注文受けてから、打ちだしてものの10分余り。
面白いですよねー、お蕎麦って。
ここの、温かいお蕎麦もとても興味を持っているところです。
ちなみに…
うどんも、良かったですよん(^^)
面白いお店を教えて頂き、ありがとうございました。ラップの芯には驚きましたよ。
見ていると私でも打てそうな気がしてくるのが怖いですね(笑)。
ご主人のお店を始めた経緯や地元の蕎麦粉の話などを聞かせて頂き、とっても楽しかったです。
また行ってみたいお店です。