蕎麦Webの片山虎之介さんが主宰する蕎麦Web検定大学の第5回課外講座が、東京・青山の「ふくい南青山291」でおこなわれました。
今回は「ほんとうの出雲蕎麦を知る」と題して、島根の『ふなつ』さんのご主人をお招きしての開催です。
今回も会場の「ふくい南青山291」には全国から蕎麦好きが集まってきました。
参加した回を重ねて顔なじみも増えてきましたよ。
今回は「ほんとうの出雲蕎麦を知る」と題して、島根から『ふなつ』さんのご主人を講師にお迎えしています。
蕎麦包丁以外は全て会場の道具を使って打っていましたが、やっぱり打ちにくそうでしたね。
1回当たり1.2kgを打ったのを4回拝見しましたが、日頃と違う道具だからか、延ばした生地が切れたりして大変そうな感じがしたんです。
でもご主人はお構いなしで、どんどん打ってましたね。
きちんと秤で量る一方、大雑把で豪快な印象もうけました。
今日のお蕎麦は奥出雲の在来種です。
妙高の「こそば」に近い大きさですが、「こそば」がラグビーボール型なのに対して、こちらは稜が尖ってますね。
粉というよりは、砂に近いのではと思うほど、粗く挽かれた蕎麦粉。
この粉、粗いこともありますが、握っても固まらずサラサラのままです。
さぁ、蕎麦打ちを見学した後は、打ったばかりの蕎麦を実際に食べてみます。
出雲蕎麦といえばこれ、割子蕎麦です。
蕎麦の上には辛味大根、鰹節、葱、刻み海苔がのっています。
特に葱は青い部分を使用するのだそうですよ。
粒の粗い、太めなお蕎麦は、全体的に短めです。
香りはとても強く、滋味あふれる感じがしますね。
このお蕎麦を松江に行かなくても食べられるなんて。。。
でも、やっぱりお店でも食べたくなった。
雪が降らなくなったら出掛けよう!松江へ。
そして、もう一つの出雲蕎麦「釜揚げそば」。
うどんにも釜揚げがありますが、私がよく食べる釜揚げとはちょっと違いますね。
桶に入ってないし。。。
片山さん曰く「麺線をしたそばがき」。
まさにそんな感じ。
今回一番興味があったのが、「釜揚げそば」の作り方。
釜から丼に直接盛っているだろうとは思ってました。
でも自分の目で見るまではね(笑)。
本当に釜から直接盛ってます。
最近は水で一度締めた麺を使うお店も増えたそうです。
当然食感にも違いが出ます。
私が食べたお店でも水で締めただろうと思われるお店がありました。
でもやっぱり「釜揚げそば」はこうでなくっちゃね。
食後は2時間、びっちりと片山さんの講義を受け、会場を後にしました。
今回も充実した講座でした。
次回は3月24日に会津・山都で「寒ざらしそばの七不思議」講座が開かれます。
参加してみようかな。
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