大正11年創業の老舗割烹旅館に、ひょんな事から泊まることになりました。
さすがに老舗の旅館なのでお部屋も凄いですね。
いつも宿泊先は「どこでもいいよ」という私。
だけど今回はちょっといいところに泊まってしまいましたよ。
食べるのが好きなだけに「割烹旅館」です。
場所は大分県国東市にある『割烹旅館 海喜荘』さん。
こんなところには泊まったことが無いので、舞い上がって外観を撮り忘れました。(笑)
いつか近くを通ったら撮ってこようっと。
お部屋は母家の2階、贅沢にも大正時代に作られた折り上げ格天井の部屋を2部屋独占させていただきました。
あぁ、もちろん一人でですよ(笑)。
上の写真の手前で過ごし、奥の部屋は食事用ということです。
こんな所に泊まると、何となく”文豪”になったような気分ですよね(笑)。
夏目漱石とか森鴎外とか。
PC立ち上げ、文豪気分でブログを書くとかね(笑)。
廊下の窓の外はお庭の池と向こうが離れになってます。
離れの方へも見学(?)に行きましたが、こういう灯りに弱い私。
すっかり圧倒されてますよ。
さてさて、食べ歩きのブログですからね。
夕食について書いておきますよ。
ビールを貰って一人で乾杯!
しかし、ここでも写真の撮り忘れ。
どこまで舞い上がっているのでしょうね(笑)。
お造りです。
栄螺に車海老、鯛です。
あぁ、栄螺のお刺身久しぶりに食べましたが、コリコリして美味しいですね。
ムカゴと柿の胡麻和え。
とろりとした柿の甘味と胡麻の甘味。
そしてホクッとしたムカゴの野趣味、美味しいです。
太刀魚の背越しです。
骨のコリッとした食感があります。
そういえば太刀魚は国東市の特産品でしたね。
そして「秋だなぁ~」という一品。
松茸と鱧と鯛の土瓶蒸し。
国東半島は鱧の産地だそうですよ。
鱧と松茸ぜいたくですねぇ。
日本酒でも飲みたくなるな・・・。
そして『海喜荘』さんの名物、「五左衛門椀」の登場です。
地元でとれた新鮮な蛸を茹でて大きな碗にのせ、供されるんです。
蛸は両手よりももう少し大きいぐらいでしょうか。
その蛸を目の前で切ってくれます。
足を3本、そのままで、または味噌を付けていただきます。
残りは一度下げて、かき揚げにしてくれるそうです。
しかしこれは噛み応えありますよ。
ナイフとフォークがあるので、小さく刻むこともできますが、折角だからとそのままかぶりついてみました。
普段蕎麦を啜っている顎にはかなり堪えます(笑)。
しかし、味噌がいらない程の美味しさ。
噛めば噛む程に旨味が溢れてきますね。
鯛のあら煮です。
兜半分とかまの部分です。
これはもう、黙々と骨をしゃぶるようにいただきました(笑)。
このお肉がまた美味いんです。
とろけるようなしっかりしているような何ともいえない食感。
そして残りの蛸がかき揚げになって登場です。
揚げたことによって蛸が少し柔らかくなり、食べやすいです。
頬張るようにいただきましたが、蛸でもうお腹一杯です。
ということでご飯をいただきましたが、このお米が甘味があって美味しいんですよ。
おそらく地元のお米だと思うのですがね。
『海喜荘』さんは割烹旅館ですが、もちろん会食などにもご利用頂けますよ。
美味しいお料理にすっかり満足。
楽しいひとときです。
しかし、一人贅沢をしてはいけませんね。
天罰が下ります(笑)。
途中から変だなとは思いましたが、突然の発熱です。
急に寒気がして高熱を発し、まだ21時だというのに寝てしまいました。
翌日起きてみれば何事も無かったように熱は引いてます。
う~ん、もう少し”文豪”気分を味わっていたかった(笑)。
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