昨年の秋に廃業されたとのことです。
今回は特別に食べさせていただきました。
ゴールデンウィーク中に食べに行こうと思い、予約の電話をしたら「昨年秋に廃業いたしました。」とのお返事。
「あぁ、遅かったか」と残念に思っていたら、後日Uさんの紹介で特別に食べさせていただく事になりました。
もう廃業されているということで、ブログの方もさらっと。。。
『なかじま』さんのお蕎麦が食べられるということで、喜んで福島県喜多方市まで出掛けていきましたよ。
幾つものお蕎麦屋さんを通り過ぎ、カーナビにもでていない道を入っていくと『なかじま』と書かれた看板があります。
玄関で「こんにちは」と声をかけると、おばあちゃんが迎えてくれて、座敷の奥へ通してくれました。
席に着き、部屋を見回すと、廃業されたとはいえ壁に掛けられたメニューが残っているのが嬉しいですね。
特にメニューからお願いしたわけではありませんが、おまかせで食べさせていただきます。
自家製の「刺身こんにゃく」。
普段は海苔を入れていないそうですが、貰った海苔を入れてみたら美味しかったからと作って下さいました。
トロッとするような柔らかい食感が美味しくて、思わずお代わりをお願いしてしまいます。
こちらは「にしん山椒漬」。
身欠きにしんと山椒を、醤油や酢などでつけ込んだもの。
同行者はこちらをお代わりしてましたね。
「もう山菜の時期は終わってしまったので」とだしていただいた天ぷら。
サックリ、軽くて美味しかったです。
「牛蒡の酢漬け」。
ほどほどの酢加減はお酒が欲しくなりますね。
さぁ、いよいよお蕎麦です。
同行者は水蕎麦かどうかを心配していましたが、水蕎麦です(笑)。
もちろん汁で食べることもできますよ。
お蕎麦はご主人が打たれたのかと思いきや、息子さん(桐屋のご主人)がふらりとやって来て蕎麦を打ち、用があるからとさっと帰って行ったんだとか。
それはそれで貴重なお蕎麦です。
水蕎麦の「水」ですが、これがめちゃくちゃ美味い!
やはり水蕎麦はこの水じゃなきゃダメなんでしょうね。
この水は「夢見乃水」と名付けられ、宮古の集落へ入る入り口に湧き出ています。
宮古のお蕎麦屋さんは朝この水を汲み、お蕎麦を提供しているのだとか。
帰りにペットボトルに詰めて帰ろう♪
蕎麦の薬味は葱と山葵、そして茗荷の茎。
茗荷の茎は、今丁度若い茎がでて食べ頃です。
私も家で食べる時は薬味に使ってますよ。
お代わりの蕎麦をいただいたりして、お腹一杯になるまで食べてしまいました。
まだまだゆっくりとしていきたいところですが、ご挨拶をして席を立ちました。
他のお店によって・・・なんて余裕はありません(笑)。
今回『なかじま』さんには無理を聞いていただき、誠にありがとうございました。
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