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慈久庵

茨城県
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茨城で人気の名店です。
一人でお店を切り盛りされているので、待つのを覚悟して出掛けた方がよさそうです。

私がお店に着いたときには既に3組が順番待ちしていました。
でも順番を書く紙がなくて、ただ並んでいればいいのかどうかも判らないまま、待っていました。
ご主人は怖い顔でお店と厨房を行ったり来たりしているし。

蕎麦

しかし10分もたたないうちに1組、また1組と諦めて帰ってしまい、直ぐに私の順番が来て席に着くことが出来ました。
ラッキーですねぇ。

蕎麦

お店に来るまではセットがあればそれをと思っていたのですが、メニューを見て迷ってしまいました。

「慈久庵コース」は3種類あり、4品コースがこんにゃく、そばがき、せいろ、デザートで3100円。
5品コースが4品コースに野草の天ぷらを加えて3950円。
7品コースが5品コースにわさびの茎、岩魚を加えて5350円でした。

今回は天ぷらや岩魚とかはパスしたいので、食べたいものだけをチョイスしてもいいかなと・・・。

結局はコースを止めて、「自家製刺身こんにゃく」(450円)、「せいろそば」(1100円)、「そばがき」(1500円)、「そば粉とトリュフのポタージュ」(1300円)の4品をお願いしました。

蕎麦

周囲のお客さんを見ていると席に着いてからもかなり待っているようです。
奥の席の男性はかなりイライラしてましたね。

しかし私には1品目の「自家製刺身こんにゃく」が運ばれてきました。
どうやら入口近くの方も頼んでいたので、私の分も一緒に用意されたようですね。

蕎麦

「自家製刺身こんにゃく」は、プルプル、ツルツルの食感。
余り蒟蒻臭くはなくて、あっさりとしていました。
生姜がたっぷりと添えられていたので脇へよけて、生醤油でいただきます。

蕎麦

蒟蒻を食べ終わる丁度いいタイミングでそばがきが運ばれてきます。
またもや入口近くの方のお陰かな・・・。

蕎麦

このそばがきが素晴らしいんですよ。
ふわっとしているのに少しもっちりした食感で、口の中でトロッと溶けて穀物の香りが残ります。

「最初はそのままで、後から葱と味噌で」といわれましたが、味噌よりは生醤油の方が合っているような気がします。
味噌は味噌で美味しかったんですけどね。
先ほどの「自家製刺身こんにゃく」の醤油皿を使っていただきました。

蕎麦

周りの方に申し訳ないぐらいに、いいテンポで運ばれてきます。

ホームページによると、玄蕎麦は焼畑農法で自家栽培し、手刈り天日乾燥したものを石臼で粗挽きに自家製粉しているとのことです。

さらにホームページではこの焼畑農法の玄蕎麦を使用しているお蕎麦屋さんを紹介してました。
本むら庵、吉遊、ろあん松田蕎麦たかま、ろあん鮎美(閉店)、打心蕎庵だそうですよ。

蕎麦

透明感のあるお蕎麦は、先ほどのそばがき同様に優しい食感。
穀物の香りが広がる美味しいお蕎麦!
汁なしで食べすすめちゃいますよ。

蕎麦

実は一番楽しみにしていたのが、この「そば粉とトリュフのポタージュ」。
他のお店で蕎麦のスープが美味しかったので、これも美味しそうだぞと思ったんですよ。

蕎麦

しかし好みが分かれそうですね。

見たとおりスープにしては重くて、そばがきを緩~くした感じ。
単なる蕎麦好きとしてはトリュフはいらないかな。

そばがきと系統が似ているのでどちらか1品食べるのがよさそうです。

蕎麦

帰りがけに乾麺と缶の汁を買って帰りました。
買う際にご主人から「饂飩の方が美味しいですよ」と饂飩を薦められましたが(笑)、「蕎麦の美味しいお店に来たので」と蕎麦をいただきました。

乾麺の蕎麦についてはまた別の機会に。。。

コメント

  1. くれよん君 より:

    まだ慈久庵 さんにはお邪魔していないのですが、
    この方はどちらの流れの方でしょうか?
    45年前、西荻窪の本むら庵 さんに素晴らしい打ち手さんがいたのです。
    その当時は、黒塗りのハイヤーが並んでいました。
    この方の蕎麦に似た 作り でしたが、
    あの時の 打ち手さん では ありませんか?
    間違いならお詫びします

    • marsh より:

      あの時のかどうかはわかりませんが、本むら庵さんにいらしたことがあったと思いますよ。

      • くれよん君 より:

        こんにちは。
        有難うございます。
        私が21歳だった頃なら、あの頃です。
        1971年頃ですよ。
        本当に、本当に素晴らしい蕎麦だったのです。
        懐かしいですね。

        • Z33 より:

          くれよん君さん、
          横から槍を出してすみません。
          45年前の本むら庵さんはどういう感じだったか興味が湧きましたので、荻窪の高はしさんのご主人にTwitterで尋ねてみました。
          その頃の本むら庵さんは手打ちに変わったばかりで、打ち手は高はしさんだけだったそうです。
          慈久庵の小川さんが本むら庵さんに入ったのは、ものの本によると昭和53(1978)年ということですから38年前ですね。

          • くれよん君 より:

            z33さん 有難うございます

            あの 懐かしい蕎麦は、荻窪の高はしさん のご主人の手によるもの
            だったとは、早速 訪ねてみます。

            本当に美味しい蕎麦でしたよ。

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