伊豆の山の中といってもいいような立地に笊蕎麦が2種類だけです。
以前から『笊蕎麦 三つ割り菊』さんへ行ってみたいと思っていましたが、今回チャンスが訪れました。
南伊豆町へ行った帰りに寄ることが出来ました。
もうお昼は過ぎていたので、先客は1組だけ。
静かな店内です。
メニューを見てみると、そこには「ざるそば」が2種類あるだけ。
「もりそば」(800円)、「田舎そば」(800円)だけです。
蕎麦以外のメニューも「焼き味噌」(200円)だけ。
後は酒類などの飲み物が数種類あります。
なんとも思いっきりの良いメニュー構成です。
まずは「もりそば」をお願いしてみました。
程なく運ばれてきたお蕎麦は、玄蕎麦からの自家製粉、二八で細めのお蕎麦です。
見た目にも綺麗なお蕎麦は、蕎麦の香りがふわっと漂い美味しいですね。
コリッとした食感がまた美味しくて、汁なしでも食べ進めちゃう。
汁は出汁の香りが良いやや濃いめなもの。
喉越しの良いお蕎麦なので、この汁で食べるのもまた美味しいですよ。
あまりに美味しかったので、「田舎そば」も追加してしまいました。
「田舎そば」の方も二八のお蕎麦ですが、こちらは甘皮が入ってます。
やや太めのお蕎麦で、甘皮が入ったので香りも穀物系の香りが強くなって、これまた美味しいですよ。
こちらは「もりそば」と違って、コリッとした食感はなく、もぐもぐと噛んで食べるお蕎麦になります。
2種類ともはっきりと違いがあるので、両方頼んで食べ比べするのが楽しいかも。
寄って見た甲斐がありました。
お店は韮山の反射炉から、山の方へ入ったところにあるので、観光と共に寄って見たらいかがでしょうか。
その韮山の反射炉は伊豆長岡駅から車で5分ほどの所にあります。
1857年(安政4年)11月に完成した融解炉で、主に大砲を鋳造鋳造していました。
当時は水戸藩、鳥取藩、萩藩、佐賀藩、薩摩藩などでも反射炉が作られていましたが、当時の反射炉が現存するのは韮山の反射炉だけだそうです。
韮山反射炉が使用中止になったのが、1864年(元治元年)のことだそうで、実際に使用されていたのは7年ほどの期間ということになります。
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