雄山火口(オヤマボクチ)をつなぎにした蕎麦は長野県北部で食べてますが、オヤマボクチそのものを見たことは無かったんです。
一度見てみたいと思っていたら木島平の観光交流センターで見ることができました。
山の日当りのところに自生しているらしいですが見たこと無いんですよね。
まぁ、山菜採りに出掛ける頃には、まだ生えてないのかも知れないですけど。
“手打そば 樽瀧”さんのある木島平村観光交流センターには、オヤマボクチが展示栽培されていました。
だけど、どれがオヤマボクチかイマイチわからない。
多分中央に植えられているのがオヤマボクチじゃないかと思うのですが・・・。
ということで観光交流センター内にある木島平村観光協会さんに聞いてみました。
オヤマボクチの畑や、乾燥させている葉を見せていただき、どの部分がつなぎになるのか説明して下さいました。
これがオヤマボクチです。
高さは70~80cmぐらいでしょうか。
アザミみたいな花(といっても咲き終わってますが)が付いてます。
よく見ると糸のようなものがたくさんでていますね。
これをつなぎにするのかと思ったら、葉の方をつなぎにするそうですよ。
触ってみると表側はゴワゴワしてますが、裏側はしっとりしています。
よくみると綿のように細い繊維がびっしり。
脇に間引きして捨ててあった葉があったのでちぎってみました。
葉をしっかり乾燥させて揉むことによって裏側の綿状の部分を残すようですよ。
葉の表側です。
すっかり乾燥して黒っぽくなっり、以外と固いです。
裏側です。
ベージュ色で綿状の繊維が確認できます。
これをクシャクシャと揉んでみました。
葉の表側と残った綿状のもの。
揉んでいる間はドクダミ茶のような香りが漂います。
しかし残った綿状のものは無臭でした。
根気があまり無いものですから、奇麗にはなっていませんが、この状態まで15分ぐらいでしょうか。
何度か乾燥と揉みを繰り返すとそうですが、それにしても手間暇かかりますね。
この貴重なオヤマボクチですが、お店でも売っているようですので蕎麦を打つ方は試してみてはいかがでしょうか。
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