蕎麦屋というよりは、天ぷら屋が蕎麦をだすという感じ。その天ぷらが最高です。
福岡の天神に来てます。
客先の近所にお蕎麦屋さんがあるようなので歩いてきたのですが、そこには大きなマンションがあり、1階のテナントには居酒屋と美容室があるだけです。
念のため反対側に回り込んで見たらありました。
反対側にも何件かのテナントがあって奥の方にお店がありました。
開店は12:00と聞いていましたが、お店の前まで来たら暖簾がかかっています。
12時には15分前ですが入っちゃいました。
お店に入ると蕎麦屋じゃないような雰囲気があります。
カウンターの中には扇形のスペースがありますが、その中央に天ぷらを揚げる厨房機器があるだけです。
まるで職人さんのステージのようです。
案内されたのはカウンターの一番奥の席。
メニューを見るとこれがまた値段の高いこと。
天ざるの一番安い「雪」で2620円です。
東京でもあまり目にしない金額。
でもまぁせっかくですから「雪」を頼んでみました。
天ぷらは1品づつ揚げたてを運んでくれます。
海老がきて写真を撮ろうとしてる間に稚鮎が運ばれてきました。
下のの写真は左が”えつ”、右が”稚鮎”。
“えつ”なんて聞いたことが無かったのですが、筑後川の下流にでとれるカタクチイワシ科の魚です。
私の記憶が間違いなければ天ぷらは全部で9品。
海老、稚鮎、エツ、ハマボウフウ、コチ、インゲン、水なす、椎茸、甘長唐辛子。
“ハマボウフウ”初めて食べましたが香りがよくて美味しかったです。
天ぷらが全部揚げ終わると蕎麦が運ばれてきました。
天ぷらは目の前で揚げるのですが、蕎麦は奥の厨房で用意されます。
この蕎麦が粗挽きで、細くていい感じですが、汁はやや甘い感じす。
全体的に蕎麦が短いので汁につけにくい。
だいぶ猪口の中に落としちゃいました。
天ぷら、最高でした。これならこのお値段にも納得してしまいます。
驚いたことにお客さんがどんどんきます。
カウンター、テーブル、奥の座敷まで一杯で、外には待ってる人も・・・。
そしてほとんどの人が天ざるを頼んでいました。
コメント