葉山の住宅街の中にひっそりとあるお店。
のんびりとした時間の中で、美味しいお蕎麦がいただけます。
午前中からの仕事が終わったのは午後1時半近く。
最後の方は時間が気になって・・・。
急いで”蕎麦 恵土”さんにやってきました。
お店に入ると先客が3組あり、辛うじてテーブルが1つ空いていたので席を取ることができました。
後から1組のカップルが来ましたが、通されたのは縁側。(確認取ってましたけどね)
囲碁の碁盤が膳の替わりとしてあり、その左右にも小さな膳がありましたが、客を通す席としてはどうでしょうか。(しかもテーブル席のすぐ脇)
さて、メニューは単品から「あら挽きせいろ」(840円)と「季節の点心(前菜の盛合せ)」(1260円)、「あら挽きそばがき」(950円)と選んでいたら、「蕎麦遊膳 お昼のコース」(3000円)の方がお得なような気がして、そちらをお願いしました。
「お時間がかかりますが、よろしいですか?」とのことなので「いいですよ」とお願いしましたが・・・。
最初の「点心」が運ばれてくるまで30分はかかりました。
まぁ、静かな店内でのんびりと待つつもりでいたのでいいのですが、携帯を車に忘れてきたら妙に手持ち無沙汰ですね。
携帯中毒になっているのがよくわかりました。
「点心」の中央は”あんきも”をのせた蕎麦の軍艦巻き、栗の天ぷらや”しったか貝”など6点。
続いて焼き味噌です。
中央にのっているのはムカゴ。
味噌の香りがいいですよぉ。
小さい頃食べた味噌を思い出します。
だし巻き卵です。
ちょっと甘くて濃いめの味。
「点心」までは時間がかかりましたが、その後は割とテンポよく供されます。
次の用意が運ばれてきましたが、鍋でも出てくるのかと思いました(笑)
蕎麦掻き用のセットです。
蕎麦掻きは柔らかくとろけるような感じ。
箸に力を入れなくても、スッと切れます。
薬味や蕎麦汁がありましたが、塩で食べるのが一番美味しく感じました。
そして天ぷらです。
最初に口に入れたのは甘くて弾力のあるもの。
何かと思ったら干し芋でした。
干し芋の天ぷらは初めて食べましたが、美味しいですね。
他にもブロッコリー、人参、椎茸とありましたが、一番のメインは牡蠣です。
大粒の牡蠣。
衣の中には牡蠣の汁がたっぷりで、箸で持つだけで溢れてきます。
う~~~ん、牡蠣好きにはたまらない!
全体に衣が薄くて熱々、私好みで美味しかったです。
そしていよいよメインの蕎麦です。
ここまででお腹も満足してますが、蕎麦の量がそれほど多くないのでよかったです。
やや幅広な麺は、口に含むとやさしくふんわりとした感じがします。
香りは余り感じられませんでしたけど、その食感とダシの利いたやや甘めの汁で美味しく頂けました。
恵土さんではお茶代わりに蕎麦湯がだされますが、蕎麦を食べた後の蕎麦湯には更に濃いものになります。
黄色みを帯びた蕎麦湯を飲みながら、私以外に客のいなくなった店内で、のんびりとさせていただきました。
たまには携帯の無い時間というのもいいものですね。
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