そば切り 文目堂 （あやめどう）

男の隠れ家 2009年 09月号に掲載されていたお店。
古民家を改装したというお店が素敵です。

お昼を大夫過ぎてしまってどこにしようか悩んだんですが、男の隠れ家 2009年 09月号に掲載されていた記事を思い出して来てみました。
もっとも、行った事の無いお店の記事は読まないので、どんなお店か分からないまま来たんですけどね。

お店は古民家を改装したものらしいのですが、民家というには立派な建物ですよ。
道路に面した窓側のテーブルに席を取りましたが、窓のカーテンレール（？）とか時代を感じますね。

メニューを見ると「細切り ざるそば」（800円）と「粗挽き ざるそば」（800円）があります。
どっちにしようか迷ったので、お店の方に「お薦めは・・・。」と聞いて見ました。

「初めての方には細切りをお薦めします。香りは粗挽きの方が強めで、よく来られる方は粗挽きを注文される方が多いですね。」とのこと。

ところで大阪のお蕎麦屋さんで「お薦めは・・・」と聞くと「初めての方には・・・」と言われる事が多いです。
初めてって「お店に来るのが初めて？」それとも「蕎麦を食べるのが初めて？」（笑）

「蕎麦がき」（800円）も食べたかったけど、結局、「細切り」「粗挽き」の両方をお願いしました。

思っていたよりもずっと細切りの綺麗なお蕎麦。
甘皮が散っていて期待できそう。

噛みしめるとほんのりと穀物の香りが立ち上り、見た目通りに美味しいお蕎麦です。
コシもよくていいですよ、これは。

汁は関西に多い薄口。
すっきりとしていてこれまたなかなか。

1枚目が食べ終わるとすぐに「粗挽き」が運ばれてきました。
「細切り」とは一転して野趣溢れるお蕎麦。

しかし、水切れは悪くないと思うのですが、蕎麦が水を纏っていて水っぽく感じます。
汁にどっぷり浸けないと食べにくいですね。

私的には「細切り」の方がよかったなぁ。

白獨した蕎麦湯を頂きながらボケッとしてたら、お店の方がお茶を入れに来てくれました。
「どちらがよかったですか？」と聞かれたので「細切りの方がよかったです。」と伝えると、「私も細切りの方が好きなんです。」って。

最初からそう言ってよ（笑）。