祖谷渓への北の入口になる祖谷橋のたもとにお店があります。
手打ち祖谷そばの幟につられて入ってみました。
国道32号を走っていたら「祖谷そば」と「手打ち」の文字が目に入り、ついついお店の駐車場に車を入れてしまいました。
お昼もだいぶ過ぎてしまっているので、店内にお客さんもいないようです。
ちょっと迷いましたがお店に入り、入口近くのテーブルに席を取りました。
メニューを見ると「昔なつかしい 太くて短い 店主こだわりの 手打そば」のと書かれています。
どんな蕎麦が祖谷そばなのかもわかりませんが、「祖谷そば」(470円)をお願いしてみました。
待っている間に店内を見回してると、レジ近くにおでんがあるじゃないですか。
時間も遅い時間だからかネタも4種類しかありませんが食べてみることにします。
それにしても味がよく染みています。
中にはもっと黒に近いぐらい染みているものもありましたが、程々のところを選んできました(笑)
味噌があったので掛けてきましたが、この味噌が程よい甘味があって美味しい。
おでんを食べている間にお蕎麦が運ばれてきました。
想像はしてましたが、結構太いんですね。
太さは割箸と比較してもらえば判るかと思いますが、箸でつかむとポロポロと折れてしまいます。
啜るというよりは箸でつまんで口に運ぶ感じで、途中から蕎麦をかき込むようにいただきました。
何故か昔食べた黒はんぺんを思い出すような食感。
出汁の利いた薄口の汁と相俟って、たしかに昔懐かしい滋味溢れる味がします。
ちょっとだけ小さい頃のことを思い出しちゃいましたね。
もっとも、小さい頃は蕎麦食べられなかったんですけどね(笑)
さて、こちらのお店の店名にもなっている祖谷橋。
この橋を渡って県道32号を登っていくと祖谷渓があり、さらに奥にはかずら橋があります。
祖谷渓に潜んでいた平家の落人が、追手からのがれるために切り落とせるように造ったという伝説があったりしますが、切り落とさなくても渡るのには躊躇しそうな橋ですよ。
サンダルなんかだと隙間から下に落としそうです。
パンプスの女性は足下をかなり気にして渡っていましたね。
かずら橋を渡るには大人500円、小人400円が必要です。
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